
キャリアインタビュー
介護の仕事には、さまざまなキャリアの選択肢があります。
どんな仕事があるのか、どうステップアップ
していくのか、活躍するスタッフの
声を通じて
イメージしてみてください。
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CAREER 01-1
ユニット
リーダーなおとさん
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CAREER 01-2
ユニット
リーダーちなつさん
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-
CAREER 02
ケア
マネジャーたけしさん
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-
CAREER 03
生活相談員
くにひろさん
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CAREER 04
施設長
れんさん
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CAREER 01-1
ユニットリーダー
2021年入職
なおとさん
お年寄りが好きなら
間違いなく楽しめる仕事
未経験からでもぐっと成長できます

ペット用品店勤務から
未経験の介護業界へ
1年でユニットリーダーに
介護業界に転職する前は、ペット用品店に勤務していました。それ以前もずっと接客業をしていたのですが、ペットを大切に思うお客さまと関わりが深くなり、お悩みなどに応えてよろこんでいただく姿を見ているうちに、もっと人の役に立つ仕事があるのでは、と気持ちが動きました。そこで福祉の仕事に目を向けるようになり、障がい者の方のケアなども考えたのですが、自分がおじいちゃん子だったことや、両親がこれから高齢になることなども踏まえ、介護職への転職を決めました。新設で未経験者募集をしている「すないの家 太秦」を見つけ、面接していただいた時の雰囲気のよさから入職を決意。その頃はまだ特養がどんな施設かもわからないくらい介護の知識がありませんでしたが、そこから1年ほどでユニットリーダーを務めるようになるとは、思ってもみませんでした。
なおとさんのキャリア
- 飲食店やペット用品店に勤務
未経験から介護業界へ - 2021年
- かなえ福祉会入職
すないの家 太秦 - 2022年
- ユニットリーダーを務める
国家資格の取得を目指して勉強中
自分なりのステップアップを
目指します
入職して1年ほどでユニットリーダーを任されることになりましたが、まだまだわからないことのほうが多いくらいで、まわりの人にとにかく聞いて、意見もたくさん取り入れながら進めています。メンバーを管理するというよりは、お互いの成長につなげることができればというスタンスで、いいところを伸ばし合う関係がつくれればと思っています。少しでもステップアップするために今は実務者研修を受けていて、国家資格でもある介護福祉士の資格取得を目指しています。ケアマネジャーの資格もいずれは取りたいと思っており、ユニットリーダーより上のマネジメント職である副主任や主任も目指せたらと。介護という新しい業界で自分がどこまで成長できるか、挑戦したい気持ちがあります。気持ちさえあれば支えてくれる人がたくさんいること、そして年功序列といった概念がないフラットな環境も成長を後押ししてくれていると感じます。




相手のことを深く理解することで
どう介護すべきかが見えてきます
介護は技術や知識も大切ですが、人と向き合うという意識が実は一番大事だなと感じます。例えば日常的な介助のひとつに移乗がありますが、ベッドから車椅子、車椅子から便座など、どこからどこへ移乗するのか、そしてどのような状態の方を移乗させるのか、道具もやり方も選択肢がたくさんあります。介護の仕事を始めた当初は、専門用語を検索し動画を見たりもしましたが、今は介助する相手のことをよく知り、合わせてやるのが大事だと経験を通して実感しています。あと「介護の仕事はきつい」とよく言われますが、働いてみるとまったくそんなことはなく、自分にとっては「楽しい」のひと言。仕事を一つひとつ吸収していけるおもしろさに加えて、入居者さまと会話する時間が本当に楽しく、おじいちゃん子だった昔を思い出します。この人のために、と思うと勉強や大変な経験もプラスに捉えられます。
思いやりとやる気さえあれば
活躍できる環境
経験のあるなしに関係なく
トライしてみて
もし自分と同じように介護の仕事をやってみようかな、と思っている人がいたら「ぜひやってみて!」と伝えたいです。仕事は想像以上に楽しく、今は入居者さまの楽しみをもっと増やしていくために、イベントやレクリエーションの企画も進めていけたらと思っています。年齢や経験年数に関係なく新しいキャリアをつくっていくやり甲斐もあります。勉強は大変ですが国家資格の取得も目指せるし、勉強や資格取得をサポートしてくれる制度もあります。週休3日制で休日も多く、自分はペットを飼っていますが、もっと趣味や楽しみを広げていきたい気持ちも沸いてきています。そして介護の仕事では当たり前かもしれませんが、誰かのために役に立ち「ありがとう」と感謝の言葉を聞くことができるのは、やはりうれしいものだなと改めて感じています。
CAREER 01-2
ユニットリーダー
2022年入職
ちなつさん
自分の考えや意見を
伝えやすい環境だから
リーダーとして成長できる

転職して間もなく
ユニットリーダーに
新しい環境で刺激を受けています
祖父母と同じ家に暮らし近所にもお年寄りの多い環境だったこと、そして母が介護の仕事をしていたこともあり、私も「やってみようかな」と自然な流れでこの道に進みました。専門学校卒業後、特養に7年間勤務しましたが、引っ越しを機に転職。新しい家の近くで「すないの家 太秦」に出会いました。前職で、看取りまでできるケアが私には合っているという実感があったので、特養でまた働きたいと思っていたこと。そして開設間もないタイミングであることもポイントでした。入職から2ヶ月ほどでユニットリーダーになることを打診され「7年も働いてきたし、リーダーもやってみよう」と引き受けました。まだまだユニットリーダーの仕事に慣れず手一杯という感じですが、現場の仕事と両立しながらのマネジメント業務に必死に取り組んでいます。
ちなつさんのキャリア
- 2012年
- 介護の専門学校に入学
- 2014年
- 専門学校卒業
特養に就職 - 2022年
- 引っ越しを機に転職
かなえ福祉会入職
すないの家 太秦
ユニットリーダーを務める
「一緒に働けてよかった」
そう思ってもらえる
リーダーを目指して
ユニットリーダーになっていちばん変わったのは、責任感です。今まではどこかで「誰かがやってくれる」という気持ちがあったんだなと思います。月に1度会議があり、ユニット内の12名の入居者さまのことも、チーム内のスタッフのことも、私が把握して全体に共有します。休みの希望を聞いてシフトを組む仕事も、パズルみたいで慣れるまでは苦労しました。ユニット内の作業分担も一人ひとりの適性や関係性を見て考えたり、何かあったときの判断や対応が的確か悩んだり。でも7年働いた中で、このユニットリーダーと一緒に働きたいと思える人たちがいたので、心の中で目標にしています。なぜその人がいたら安心して、働きやすかったのか、また丁寧に対応してもらってうれしかった経験などを振り返りながら、自分もそうなりたいと思い、日々の仕事に取り組んでいます。



週休3日制という新しい制度は
プライベートの充実に
つながっています
前職と大きく異なるのが、週休3日制という働き方です。旅行が好きなので連休が多いのはとてもうれしく、東京旅行も実現しましたし、いつかは沖縄にも行きたいなと計画中です。またショート夜勤を経験してしまうと、もう以前のロング夜勤には戻れないなと思ってしまうくらい、体も心もゆとりが持てます。友人たちに1日10時間と話すと「大変そう」と言われますが、休みが14日くらいあるよと伝えると「うらやましい!」となります。長くても連勤は3日なので、実際私も月の半分くらいしか働いていない感覚があり、プライベートと仕事をきっちり切り分けたい人には向いていると思います。ユニットリーダーとしては、週休3日でシフトを組んでいくと、勤務時間がほとんどかぶらない人が出てくるため、ユニットでの情報共有やコミュニケーションの方法を模索していきたいですね。まだまだ新しい制度なので、現場の意見にも耳を傾けつつ、よりよいカタチにしていけたらと思います。
ここには新しい施設を
自分たちでつくっていく
おもしろさがあります
ここは新しい施設ということもあり、決まったことを言われた通りにやるのではなく、自分たちでつくっていける手応えがあります。「どう思う?」「どうしたい?」と意見を求められるし、現場で感じたことや考えたことを上の方たちに言いやすい環境もあり、実際に取り入れてもらえます。ユニットリーダー経験はまだ少なく余裕はありませんが、介護の仕事を通じて自分が思っていたことを少しずつでも発信できること、そしてこれから変わっていける、変えていける希望があることは、介護という仕事で長く働いていく上でとても大事なことだと感じています。ユニットリーダーだから気付けることも含めて、入居者さまにとっても、働くスタッフにとってもよりよい環境になるために声を上げていければと思います。
ユニットリーダーの仕事とは
ユニットケアの要となる
リーダー職
現場の円滑な運営と
サービス品質の維持・
向上を担います
ユニット型の施設で各ユニットに配置が義務づけられているリーダー職です。特養であれば入居者10~12名が1ユニットとされており、それぞれの身体状況に応じたケア方法の見直しなどはもちろん、ユニットに所属するスタッフのシフト組みや業務分担、教育なども行います。会議などへの参加もあり、施設長や介護主任、生活相談員、ケアマネジャーとの情報共有で現場と運営をつなぐ役割も担います。また自身も介護業務に携わることが多く、介護職と管理職の両方を並行して行います。1年以上の実務経験と介護職員初任者研修や介護福祉士など介護に関する資格が求められます。

CAREER 02
ケアマネジャー
2012年入職
たけしさん
ケアマネジャーとして
施設の大切な役割を担う一員として
もっと学んで進んでいきたい

祖母をきっかけに興味を持ち
資格を取得
始めてみて介護現場の
楽しさに驚きました
介護職に興味を持ったのは、祖母がデイサービスを利用するようになった頃です。そこで初めて介護という仕事があることを知りました。スタッフはみなさんやさしく、祖母はとても楽しそうで、人と人とのつながりがあるよい場所だなと思いました。資格サイトなどを見て社会福祉士という資格があることを知り、1年間専門学校へ通い資格を取得。いろいろと調べる中で、生活相談員など窓口を担当する事務方の仕事がしたいと思っていたのですが、専門学校から紹介された特養に就職すると「まずは介護現場から」とのことだったので現場へ。入職後、思いのほか現場の仕事が楽しく、2年9ヶ月ほど現場で働きました。当時まだ26歳でそろそろ別の介護施設も経験したいと考えていたところ、知り合いからかなえ福祉会の理事長を紹介されました。介護施設を新しくつくるとのことで、それなら思っていた介護が実現できるのではと転職。そして今に至ります。
たけしさんのキャリア
- 2008年
- 社会福祉士の専門学校に入学
- 2009年
- 専門学校卒業
特養に就職 - 2012年
- かなえ福祉会入職
すないの家 春日井
立ち上げに参加
ユニットリーダーを務める - 2015年
- 主任を務める
- 2019年
- ケアマネジャーと生活相談員を兼任
現場から少しずつステップアップし
より専門性の高いケアマネジャーに
「すないの家 春日井」の立ち上げに参加し、介護現場からユニットリーダー、介護主任を経て、ケアマネジャーに必要な介護支援専門員の資格を取得し、2019年にケアマネジャーと生活相談員を兼任するようになりました。念願だった事務方の仕事に就くことができましたが、今でも入居者さまと他愛もない会話をするのが大好きですし、現場に任せきりにせず状況を自分の目で確かめることが大事だなと思っています。ケアプランを作成して現場に渡して終わり、ではありません。顔を合わせて、自分から情報収集をして、ケアプランに問題がないか、現場に無理がないか、どんな情報をどのように伝えればスタッフが動きやすいかなどを考えながら連携をとっています。実は最初の頃は知識があるだけで、力不足だなと感じる場面がたくさんありましたから、現場経験をベースに少しずつ積み上げて、自分なりにこの仕事をつくり上げているところです。


幅広い業務を手掛けながら
運営やサービス品質にも
関わっていく
私は生活相談員も兼任しており、ベッドに空きができると生活相談員として入居希望のご家族とやりとりし、入居が決まるとケアマネジャーとしてケアプランや各種書類の作成を行い内部との調整を行います。「すないの家 春日井」には特養だけではなくショートステイもあるため、そちらの入退所管理も含まれており、病院とのやりとりやその他事業所との連携もあります。また外国人人材を採用した際は教育係も務めるなど、裏方として幅広い仕事をしています。業務が多岐に渡るのは施設で働くケアマネジャーの特徴かもしれません。入居者さまのために、施設で働くスタッフのために、そして施設がよりよく変わっていくために、自分の仕事が大きく関わっていることに魅力を感じています。
信頼できる仲間と一緒に
前向きな気持ちで
進んでいくことができる
私は、かなえ福祉会に入職してから「仕事に行きたくない」と思ったことは1度もありません。施設の立ち上げからさまざまな仕事を経験し、今も責任のあるポジションにいて大変なこともありますが、いつも働きやすい環境があり、一緒に働く人たちは家族みたいな存在で、さまざまなアドバイスをくれます。入職するきっかけとなった理事長も、よりよい介護をつくろうと新しいことに奮闘されている姿を見ているので、自分もがんばらなくては、と気持ちよく前向きになれます。入居者さま、ご家族と介護現場をつないでいくこの仕事は試行錯誤の連続ですが、ご家族の方に「入れてよかった」とよろこんでいただけた時は、本当にうれしいもの。そして窓口だけではなく、入居後もケアマネジャーとして密接に関わり笑顔が見られることも楽しみのひとつです。
ケアマネジャーの仕事とは
一人ひとりがいきいきと
暮らせるケアプランを作成
現場との連携も重視される
専門職です
特養など施設のケアマネジャーは、入居者のケアプラン作成が主な仕事です。入居者やご家族の意向を取り入れ、施設内で提供されるサービスも含めた上で介護、看護、リハビリの計画を立て、介護スタッフや看護師に共有します。申請に必要な各種書類の作成や入居者が病院へ入退院する場合の手続きなども行います。ケアマネジャーの正式名称は「介護支援専門員」で、介護保険制度に基づく適切なケアマネジメントが求められるため、介護支援専門員の資格取得や実務研修の受講、資格登録などが必要となります。

CAREER 03
生活相談員
2014年入職
くにひろさん
施設内外のさまざまなつながりを
つくり
よりよいほうへと調整していく
おもしろさがあります

長年の介護現場での経験を経て
新施設の開所と同時に生活相談員に
大学の福祉学科を卒業して以降、ずっと介護業界で働いています。グループホームからはじまり、医療依存度の高い方が多い有料老人ホームを経て、老健も経験しています。介護の現場は、昔と比べて大きく変わりました。従来型からユニット型と施設の形態が変わったこともありますが、入居される方一人ひとりの生き方を尊重し、しっかりと向き合えるケアになりました。その変遷を現場で体感してきた経験を活かし、今は生活相談員の仕事をしています。かなえ福祉会に入職して2~3年は現場のユニットリーダーとして働いていたのですが、2016年に「すないの家 千種」が開所するタイミングで生活相談員をやってみないかと話をいただきました。現場しか知らない自分にできるだろうかと不安もありましたが、自分なりに積み上げたものもあり、やってみたい気持ちが大きくチャレンジすることにしました。
くにひろさんのキャリア
- 2006年
- 大学の福祉学科を卒業
グループホームに就職 - 2007年
- 有料老人ホームに転職
- 2008年
- 介護老人保健施設に勤務
- 2014年
- かなえ福祉会入職
すないの家 春日井
ユニットリーダーを務める - 2016年
- 千種の立ち上げに参加
生活相談員を務める
施設全体がどうしたら
うまく機能するか
問題解決の意識が強く働きます
最初は本当に右も左もわからず多方面に迷惑をかけたと思いますが、今はこの特養に関わるあらゆる人をつなぐ中核として機能する仕事に、やりがいを感じています。生活相談員は、ご家族の窓口であり、関係各所との調整役でもあり、施設内の情報共有の要であり、介護現場のサービス品質に貢献する立場でもあります。入退所に関する手続きが主業務なのでご家族への説明や連絡などが多くなりますが、さまざまな判断に現場経験が欠かせませんし、全体を俯瞰する視点が必要だなと感じます。現場を理解してリスクがあれば事前にお伝えすることはとても重要ですし、施設全体をいかに機能的に動かすかという視点がなければ、あとあとの不具合につながる行動や言動をしかねません。簡単に言ってしまえば窓口ですが、施設運営の効率と質に大きく関わる窓口だと言えます。


施設の顔として、ご家族の
窓口として
たくさんの笑顔に
つながる仕事がしたい
この仕事をしていると、特養は最後の砦だなと感じることが多くあります。どのご家族も、介護をものすごくがんばっていらっしゃいます。心身ともに限界までがんばって、ようやく特養に入れたというご家族をたくさん見てきました。特養に入居することで、ご家族に余裕ができて、入居された本人も元気になっていく。その様を見ていると、介護という仕事も、生活相談員という役割も、やってきてよかったなと思えます。また生活相談員は、施設の顔でもあります。入居している80名の方のご家族は、皆さん私の名前と顔を認識しているだろうし、関係各所からも施設の看板として頼りにしてもらえます。関係性を構築する大変さはありますが、自分がいることで事がうまく運んだり、笑顔が引き出せたりすると、誇らしい気持ちになります。
いろんなやり方にトライしながら
積み上げてカタチにしていく
生活相談員の仕事は、自分なりにつくっていくことができます。介護保険法などに関する業務は厳密に決められていますが、基本は人と人とのやりとりや調整なので、いろんな方法があり、自分に合うやり方を選び、工夫することもできます。今介護現場にいる方でも、自分の得意を理解し、ご家族と気兼ねなく話せるような方は、向いているのではないでしょうか。仕事内容は介助などとはまったく異なりますし、入居者さまと密に接する現場が恋しくなることもあります。でも介護士としての知識や経験を存分に活かすことができ、かつ制度や医療、ご家族も含めた介護全体に関わることができる魅力もあります。介護業界はこれからもきっと変わり続けていきます。その中で少しでもよい方向への変化に影響を与えることができればと思いながら、私はこの仕事に向き合っています。
生活相談員の仕事とは
介護施設の現場から経営までを
広く把握し
ご家族・医療機関・行政など
のあらゆるつながりを
担う調整役
施設に入居される方の入退所の窓口となり、各種手続きやご家族へのご案内や連絡、相談対応などを中心に行います。ケアマネジャー、看護師などの施設スタッフと連携し施設全体のサービスを充実させるための役割も担っており、地域や病院など各種外部機関との調整役としても活躍します。内外のあらゆるつながりや情報共有の要として、施設の円滑な運営に大きく関わる仕事です。生活相談員として認められる要件は自治体ごとに異なっており、介護士の実務経験のみの場合や、社会福祉士などの資格が求められる場合もあります。

CAREER 04
施設長
2013年入職
れんさん
介護はまだまだ変えていける
新しい発見をカタチにすることで
よりよい未来につなげたい

介護の仕事ってどんなものだろう?
祖母の施設入所をきっかけに
未経験からスタート
自分が23歳頃でしょうか、母親代わりだった祖母が施設に入所することになり、介護施設によく通うようになりました。それまで介護というものには興味も関心もなく過ごしてきましたが、ふいに自分にとって身近なものとなり、勉強するくらいならやってみようという気持ちで介護業界に転職。当時、かなえ福祉会はまだ設立後1年くらいで、介護経験がまったくない自分でも、新しい施設なら入りやすいかも、と思ったのを覚えています。祖母がきっかけではじめた仕事でしたが、やってみると「自分はお年寄りが好きなんだ」というのを再認識することができました。医療的な行為や排せつ処理などには最初驚いたりとまどったりしましたが、慣れてしまえば、おじいちゃんおばあちゃんと接することがとにかく楽しい。10年以上経ち施設長になった今でも、自分はやっぱり現場仕事が好きだなと感じることが多いです。
れんさんのキャリア
- 2013年
- かなえ福祉会入職
すないの家 春日井 - 2014年
- ユニットリーダーを務める
- 2015年
- 病気療養・
リハビリのため一時退職 - 2016年
- 千種の立ち上げに
参加するため復職 - 2017年
- 千種にて介護主任を務める
- 2020年
- 技能実習生の教育のため海外へ
その後コロナ感染症のため
半年ほどで帰国し千種で勤務 - 2023年
- グループホームすないの家千種の
施設長に就任
ユニットリーダーから施設の
立ち上げ、そして施設長へ
次々と新しい役割や
ポジションを経験
まったく経験がないところからはじめ、入職から1年半後くらいにはユニットリーダーになりました。いたらないながらも、改善や効率化に向き合っていたのですが、リーダーとして1年半ほど勤めた頃に自身の病気療養とリハビリのために退職することになったんです。でもその後もかなえ福祉会の方とはつながっていて、千種に特養ができるというタイミングで、立ち上げメンバーとして声をかけてもらいました。新しい施設の立ち上げなのでもちろん大変でしたが、介護の現場で感じていた「もっとこうしたい」という想いを持って関わることができ、施設立ち上げ後もユニットリーダー、介護主任として勤めてきました。実はその後、かなえ福祉会の別事業である技能実習生の教育に関わるためベトナムにも行きました。コロナ感染症の関係で半年ほどしかいられませんでしたが、とても刺激的な経験でした。まさか未経験で介護職についた自分が、ほんの数年でそんな仕事をすることになるとは、まったく予想していませんでした。


次々と変えていく行動力の
あるかなえ福祉会だからこそ
介護以外の経験が活きてくる
かつて飲食業や建設業などまったく別の仕事をしていたこともあり、介護業界の「こういうもの」という思い込みや昔からの通例に、とても普通に「なぜだろう?」と思うことができるのが、自分の強みかなと思っています。入職した当初はリーダーや主任、施設長などのポジションに関しては何も意識していない状態でしたが、介護の仕事を続けていく中で、もっと環境をよくしたい、もっと介護の質を上げていきたいと思うようになりました。しかもかなえ福祉会は、社会福祉法人とは思えないスピード感のある法人です。技能実習生や特定技能外国人の受け入れや、ITの導入、週休3日制への移行など、新しいことに取り組むのがとてもはやい。変えていきたいと思えば、変えていける環境があるというのも、ここに入職してよかったなと思う理由です。
かなえグループがもっと
大きくなって
これからの世代が
活躍できる場になれば
この10年ほどで、介護業界も、介護の現場も大きく変わりました。そしてこれからまだまだ、変わっていくことができる業界でもあります。ベテランから若手まで、さまざまな人たちが関わり合いながら、フラットな思考で、ちゃんと疑問を持って、新しい発見と展開につなげていく。そうなったら、きっと介護業界の今も未来も、もっとおもしろくなるはずです。介護は高齢者とその家族のためのサービスではありますが、これからの世代の人たちがもっと活躍できる場としても機能していきます。自分がこれまで積み上げた知識や経験を伝えながら、新しいことをしたい、何かをつくりたい、変えていきたいという人がいきいきと活躍できるよう、施設長として支えていけたらと思っています。
施設長の仕事とは
入居者さまが安心して利用でき、
職員が意欲的に働けるよう
運営・経営に関する
幅広い業務を担います
施設のトップとして全体を管理する仕事です。入居者さまやご家族の状況把握や入退所時の面談はもちろん、人員基準を守るためのスタッフの面接や採用、勤怠管理、人員配置、働く環境の整備など、介護士のケアやマネジメントも重要な仕事です。さらに収支管理や行政との調整、運営方針の策定など、幅広い業務があります。大切なのは管理者として「どんな施設にしたいのか」を明確にすること。スタッフが気持ちよく働くことができ、サービス品質が高い施設になるよう改善を続けていくことが求められます。
